報道関係各位
1997年10月3日
クオリティ株式会社
クオリティ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:浦 聖治)は、ソフトベンダー12社と同時使用ライセンス形態によるソフトウェア販売で提携、 この12社とコンカレントオフィス・ベンダー協議会を結成しました。
この協議会は、各ベンダーのソフトウェアを同時使用ライセンスによって、企業向けに販売することを目的としています。
このことによりクオリティ(株)は、ライセンス管理ソフト「KeyServer」を核にして各社ソフトウェアを同時使用ライセンスで、 自由に組み合わせてセットできる「コンカレントオフィス」を発売することになりました。
「コンカレントオフィス」は、50種類のソフトの中から利用したいソフトウェアを必要数だけ選択し、KeyServerとセットで購入できるセット商品です。 「コンカレントオフィス」は、企業ユーザのソフトウェア導入が、ソフトウェアをPC台数分購入するという今までの導入形態から開放され、必要と思われるソフトウェアを利用状況に応じたライセンス数で購入できるようになります。これにより導入費用を削減できることが、最大のメリットになります。
また、社員一人一人の生産性を向上させるためのさまざまなソフトウェアを少量より導入し、効率的に全員が利用できる環境を提供できます。
初年度の売上目標は、4億円を見込んでおり、以下の代理店から販売していきます。
- ヴイ・インターネットオペレーションズ株式会社
- エムシーパソコン販売株式会社
- キヤノン販売株式会社
- シャープシステムプロダクト株式会社
- 日本コンピュータセキュリティ株式会社
- 株式会社ハンモック
- 日立ソフトウェアエンジニアリング株式会社 (50音順)
93年10月のKeyServer発売以来、KeyServer購入したユーザを中心に、同時使用ライセンスの要求が始まりました。最初は、ユーザ自身が、個別にソフトウェアベンダーと交渉をしていました。PC台数分のライセンスを販売したいベンダーにとっては、同時使用数だけの販売ということでは、売上が上がらないと反発することも多くありました。その中でクラリス、アルダス、エルゴソフトなどが、同時使用ライセンスを認めるようになりました。しかし、ユーザがベンダーとの直接交渉しなければならない事や、ユーザの企業規模により対応が違うというようなこともありました。
このような状況でユーザが個別に交渉することに限界が出始め、96年4月に同時使用ライセンスを推進するユーザの会が結成されました。この会では、今まで個別に行っていた交渉を、ユーザ会として行ったり、それぞれが交渉した結果などを発表したりしました。この会で話し合われた内容から、ユーザは、「同時使用ライセンスのソフトウェアを交渉することなく購入できるようにして欲しい。その場合の購入金額は、今までのライセンス販売価格よりも、多少高価であっても良い」というも のでした。
時を同じくして、米国マイクロソフト社のオフィス製品が、別途費用を支払うことで、同時使用ライセンスを認める決定が出されました。このころより、ソフトベンダー各社の理解が得られるようになってきました。そして、この会の話し合いの結果を踏まえてソフトベンダーとの交渉が順調になり、同時使用ライセンスによるソフトウェア販売が、実現するにいたりました。
- (株)ヴァル研究所
- (株)エルゴソフト
- (株)クニリサーチインターナショナル
- (株)ディアイティ
- (株)ノヴァ
- (株)ヒューリンクス
- (株)ブロードシステムエンジニアリング
- クラリス(株)
- ランセプト(株)
- ロータス(株)
- 日本ポラロイド(株)
- DenebaSoftware
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- 記述内容は 1997年10月3日現在のものです。
- 記載されている会社名および商品名は各社の商標または登録商標です。