報道関係各位
1997年12月18日
クオリティ株式会社
同時使用ライセンスを推進する会 {会長:平居 透 (株)リコー}は、11月まで認められていた同時使用ライセンス形態のプログラムの提供を終了したことを受け、12月18日にマイクロソフト(株)に対しユーザの意見を集約した同時使用ライセンスの利用継続の要望書を提出しました。
ユーザ会では、発表を受けてから、緊急役員会を招集し、会員各位には、アンケート形式により意見を集約しました。
「不正コピー防止、ライセンスの管理の徹底に最適なソリューションとして行われてきた同時使用ライセンスができなくなることは、 不正コピー撲滅の啓蒙活動にも非常にマイナスの効果です。 2年前にメンテナンスプラス発売に敬意を評し、当会として感謝状までお送りしたことを考えると、非常に遺憾です。
また、提供終了の通知から、実施までの期間が、1ヵ月間という短期間であることは、一般的な商慣習からみても非常に短いと思います。 効率かつ経済的に不正コピー防止し、ライセンス管理を行うために、同時使用ライセンス以外の考え方があるのでしょうか。誠意ある回答をお願いいたします。」
同時使用ライセンスを推進するため、96年4月に企業内のライセンス管理業務を推進するユーザ企業約200社が参加し発足した、任意団体です。 ソフト会社からの違法コピー撲滅などのキャンペーンを受けて、企業内のライセンス管理に取り組みました。
結果、同時使用ライセンスによるソフトウェアの管理が、企業に取って管理コストを増やさずに管理を可能にしました。 つまり、違法コピー撲滅のキャンペーンをするソフト会社に対し、違法コピーをなくすための、手段として同時使用ライセンスを要請してきたユーザグループです。
- 記述内容は 1997年12月18日現在のものです。
- 記載されている会社名および商品名は各社の商標または登録商標です。