報道関係各位
2000年2月15日
クオリティ株式会社
ネットワーク管理ソフトベンダー、クオリティ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:浦 聖治)は、パソコンネットワークの運用管理ソフトウェア「Quality Network Distributor Plus Ver.5」を出荷いたします。
「Quality Network Distributor Plus」は、ネットワーク化されたパソコンのハード、ソフト資産やレジストリの情報収集、台帳管理、ソフトウェアやファイルの自動インストールを行うソフトウェアです。
Quality Network Distributor Plusは、数あるデスクトップ資産管理ツールのなかでも、特に簡単に導入できるというご評価をいただき、実績を伸ばしてまいりました。(1998年2月 発売以来2年間の販売実績は、18万クライアントとなっております。)
今回のバージョンアップでは、リモートコントロール機能を追加いたしました。
今までは、リモートコントロールソフトを別にご購入いただいておりましたが、今回リモートコントロール機能を追加したことで、管理ツールの導入コストを増やさずに、管理レベルが向上するという内容となりました。
インフォメーションテクノロジーを使ったシステムが、経営を左右するとまで言われる時代になり、パソコンネットワークは、経営上、重要な資産として位置づ けられるようになりました。このような環境におかれたエンドユーザを技術的にサポートしていくことが、たいへん重要になってきました。
弊社では、Quality Network Distributor Plusの基本機能で集められる個々のインベントリ情報が、エンドユーザをサポートしていくための鍵になると考えました。障害の発生前と発生後のインベン トリ情報を比較することで、どんな操作が原因で障害が起きたかを推測でき、その情報を元にリモートメンテナンスを行うことで、早急な対応ができるようにな ると考え、今回Quality Network Distributor Plusにリモートコントロール機能を付加いたしました。
従来リモートコントロールツールは、トラブルの可能性があるクライアントであろうとなかろうと、全てのクライアント台数分のライセンスを購入しなければならなかったため、様々な管理ツールの他に費用が必要でした。そのため管理ツール全体の導入金額も高額になっていました。
弊社のQuality Network Distributor Plusでは、資産管理とソフトウェア配布にリモートコントロール機能を加えたツールのため、ツール導入のための費用対効果が出しやすくなったと言えます。
RCオプションをインストールすることで、リモートコントロールが可能になります。QNDPlusで収集したインベントリ情報を表示しながら問い合わせの あったエンドユーザの画面を操作できます。メモリ搭載量が少ないマシンに対しては、RCオプションを非常駐にして、必要なときにだけQND-RCコンソー ルから起動することが可能です。また、エンドユーザの許可を受けてからマシンの操作ができるパーミッション機能も搭載しています。また、リモートコント ロールのほか、クライアントマシンの起動終了のログを収集することもできます。
従来はサービスプログラムでインストールされていたQNDサーバですが、今回からAIサーバ(ApplicationIntegrateServer)と いうサービスプログラムが、QNDサーバ、QND-RCサーバ、Directoryサーバを管理します。QND-RCサーバはリモートコントロールのため のサーバ、DirectoryサーバはQNDとQND-RCとの間で認証情報やホスト情報を共有するためのサーバです。また、使用するポートが従来よりも 少なくなりました。
スレーブサーバに対しての操作が、[表示]-[スレーブ一覧]にまとめられ、[インベントリの更新]などが可能です。また、ソフトウェアインストール時の インストールイメージのサーバ間のコピーは、QNDエージェントのファイルレプリケーションを使ってするようになります。これまでQNDサーバとは別ドメ インにあるときにQPとSUのリモートインストールの際に立てていたRIサーバは、スレーブサーバといっしょにインストールされるようになりました。マス ターサーバとスレーブサーバとを途中で変更することはできません。
ホスト一覧やフィルタの更新の表示スピードが飛躍的に向上しました。
QPとSUのリモートインストールがドメインに参加しているだけでなく、ワークグループにも有効になりました。IPアドレスの範囲を指定してインストールすることもできます。また、リモートコントロールのRCオプションもいっしょにインストール可能です。
各クライアントマシンにインストールされるクライアントプログラムにオプション指定ができるようになりました。
QNDコンソールのホスト一覧の表示が増えました。また、MACアドレス等が正しく取得できない場合も、QNDコンソール上でホスト情報としてホスト名・MACアドレス・IPアドレスの入力ができるようになりました。
[ホストの状態]からクライアント側のQNDログが見れるようになりました。
- 記述内容は 2000年2月15日現在のものです。
- 記載されている会社名および商品名は各社の商標または登録商標です。