報道関係各位
2000年4月6日
クオリティ株式会社
オムロンソフトウェア株式会社(本社:京都市下京区、代表取締役社長:佐野 登 以下オムロンソフトウェア)とクオリティ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:浦 聖治 以下クオリティ)は、文書管理市場に向けたソフトウェアの提供について、今後新製品開発、市場開拓を協力して行っていくことで合意しました。
その第一弾として、企業向けデスクトップ生産性向上ツール「Quality Visual Desktop」(読み:クオリティ ビジュアルデスクトップ)の開発をオムロンソフトウェアが行い、クオリティが販売致します。
「Quality Visual Desktop」は、米国で60%以上(※) のシェアを持つファイリングソフトであり、日本国内でもパッケージソフトウェアとして販売している「PaperPort」シリーズをベースに開発されたファイリングソフトです。
今回はさらに、ネットワーク対応、PDFファイル作成など大幅な機能強化を行い、業務の効率化による生産性向上、ペーパーレスによるコスト削減を実現した、企業内の文書管理システムとして利用できます。
- PC DATA調べ
オムロンソフトウェアとクオリティは、「Quality Visual Desktop」の開発、販売を協力して行なうことで、これまでのソフトウェアパッケージ及びシステムの開発・販売の実績を元に、今後急成長が見込まれる企業内文書管理市場に本格的に参入します。
また、今回の「Quality Visual Desktop」事業を手始めに、オムロンソフトウェアとクオリティは、シリーズの製品化を行なっていくとともに、協力して文書管理市場に魅力ある製品を 提供していきます。さらに文書管理のためのASP事業も視野にいれて今後の製品開発を共同で進めていきます。
近年、パソコンを使ったデスクワークが急速に普及しています。しかし、本来仕事の効率化を目的にしたパソコンの導入が、煩雑な操作のため作業時間が増大し 効率の低下が起きています。しかもパソコンの導入によりペーパーレス化が進められると考えられていましたが、結果プリントアウトされる紙の量が増大の一途 をたどっています。
TCO/SLMコンソーシアムの発表したTCO(Total Cost of Ownership)測定結果でも、費用の6割がエンドユーザのパソコン作業に関わる費用と言われています。TCO削減のためのツールはいくつも発売され ています。しかし今までのツールのほとんどが、TCOの中の資産費用・管理費用・技術サポート費用を対象にしたものでした。調査結果からもわかるように、 エンドユーザ費用を削減することがTCOを削減するのに一番効果があるといえるのです。
スピードが企業の業績を左右するといわれる今、パソコンを使った仕事の行い方を考える時期にきていると考えます。今まで最大のビジネス媒体であった紙をいかにしてパソコンを使ったデジタルな作業の中に取り込んでいくかが生産性向上とペーパーレスにつながると考えます。
Microsoft Officeアプリケーションで作られたファイルをリンクアイコンにドラッグ&ドロップするだけで、簡単にPDFファイルを作成できます。たとえば、メールリンクアイコンにドラッグ&ドロップすると、PDFに変換されたファイルをメールに添付することができますので、社内で回覧したり、管理する文書を PDF形式ファイルに統一することが可能です。
使用するソフトウェアの同時使用数を管理できるので、不正コピーを防止し、購入コスト/管理コストを削減することができます。
ネットワーク上のマシンにある全ての文書ファイルを管理できるので、グループ共通のファイルを共有したり、バックアップを取ったり、グループ内の資源を有効活用することができます。
テキスト情報がある文書ファイルはもちろん、画像ファイルにもキーワードを付加しておけば、いつでもネットワーク内のファイルを検索することができます。今回はさらに、検索データベースやサムネイル表示などの機能を強化しています。
画像ファイルはもちろん、文書ファイルもサムネイルで中身を表示しますので、ビジュアルなエクスプローラとして、ファイルの移動、削除などが行なえます。また、ほとんどの操作をドラッグ&ドロップで行なえ、誰でもカンタンに利用することができます。
使いたいファイルを、アイコン登録したアプリケーションにラッグ&ドロップするだけで、すぐに起動し、編集、閲覧することができます。ファイルをFAXやメールで送るのもカンタンです。
ホームページの画面をキャプチャし、デスクトップにサムネイルで保存すれば、次回から、ビジュアルなブックマークとしてホームページにリンクすることができます。
また、たまった画像ファイルをカンタンにまとめてHTMLファイルに出力できますので、イントラネットで閲覧することもできます。
スキャナで画像として保存した新聞や文書ファイルなどを、日英のOCR機能を使って電子化することができます。文書のペーパーレス、入力業務など、時間とコストを大幅に削減できます。
- 記述内容は 2000年4月6日現在のものです。
- 記載されている会社名および商品名は各社の商標または登録商標です。