報道関係各位
2000年1月17日
クオリティ株式会社
QND Plusとは
- 企業内クライアントパソコンのハードウェアやソフトウェアの情報をネットワーク経由で吸い取り、情報(IT資産情報)の管理をするソフトウェアです。
- この技術を利用して、逆に管理者側から、クライアントへのソフトウェアの配布、リモートコントロールを行うことが可能となっています。
IT管理ソフトベンダー、クオリティ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:浦 聖治)は、ネットワークパソコンの運用管理ソフトウェア 「QND Plus Ver.7」を発表いたします。
QND Plusは、数あるデスクトップ資産管理ツールのなかでも、特に簡単に導入できるというご評価をいただき、実績を伸ばし、 1998年2月発売以来3年間の販売実績は、40万ライセンスとなっております。 今回のバージョンアップでは、さらにユーザ様の声を反映し、スタンドアロンPC資産管理、システム管理者に対するユーザビリティを強化いたしました。
従来のIT資産管理は、WANやLANに常時接続されていることが前提で、外出することの多い営業マンや、出張者のインベントリ(インストールされているソフトウェアや、パソコン等のハードウェアスペック情報)の取得が困難でした。
今回QND Plus Ver.7ではインベントリを取得するエージェント・インベントリデータをフロッピーディスクや電子メールを媒介として取得することにより、スタンドアロンPCのインベントリ取得を可能にいたしました。
- グループ、フィルタ、インベントリ表示元の指定など、様々なパターンで、コンソールのホスト一覧に表示されているデータから必要な情報のみをCSVファイルにて出力可能となりました。
また、取得情報を履歴保存し、取得したインベントリ情報のうち変更になっている項目のみを分別表示する差分表示画面も加わりました。 - 管理者や実行タスクごとにインベントリ情報の保存場所を複数選択・変更が可能になったことにより、各拠点での業務内容ごとのIT資産の管理が可能となりました。
- 管理されるクライアントPCのデスクトップに電子的なスタンプを表示することが出来るようになりました。例えば、IT棚卸しでインベントリを取得したマシンの「固定資産」「リース資産」等の種別をデスクトップ画面を見るだけで簡単に判別できるようになります。
- リモートコントロールの表示スピードが当社比130%以上向上しました。
- インベントリ情報取得時の静止画、タスクプログラムアイコンのカスタマイズが可能となりました。
2001年1月19日を予定しております。
オープンプライスとなっておりますが、参考価格は、
100クライアント \803,000-
1000クライアント \5,610,000-
となっております。
ハードウェアインベントリの収集
DMI対応マシンなら、DMIのオプションを指定可能です。
ソフトウェアインベントリの収集
各クライアントにインストールされている情報をレジストリやその他の場所から取得することが可能です。
加えてスタートメニューやデスクトップからソフトウェアインベントリの取得が可能。個別のファイルを指定して、お客様独自の情報収集も可能となります。
- 定義ファイルや辞書などの事前登録、メンテナンスも不要です。
リースPCの管理
インベントリ情報をINIファイルとしてホストに保存し、その情報を収集することにより、リース機器の判別のみならず、リース時期の判別・管理ができるようになります。SNMPを利用したインベントリ収集(オプション) SNMPエージェントが搭載されている周辺機器のインベントリ情報が収集できます。
収集したインベントリをスピーディに台帳化
標準装備のQIV(Quality Information Viewer)なら、QNDで収集したインベントリを利用してワンタッチで台帳作成が可能。 バージョンアップ確認や人事異動時の資産情報として利用できます。すでにある購入台帳やリース台帳などのデータもインポートし、QNDのインベントリデー タとマージして表示できます。
また、MS OfficeやLotusNotesの詳細なバージョン情報を取得することもできます。
ラインセンスの過不足を確認
アプリケーションDBに購入ライセンス情報を入力し、台帳のインベントリ情報と自動比較させることにより、 違法コピー等のライセンス過不足を確認することができます。
ソフト配布はスケジュール配布で効率的に
クライアントでのQNDエージェントの実行は、ユーザに操作してもらうプル型に加え、管理者からのプッシュ型が選択できます。ネットワークの負担分散が可能な、スケジュールやグルーピングも可能。PCDファイル(自動インストール設定ファイル)によるインストーラの自動実行、自己解凍形式の実行ファイルや、サイレントインストールにも対応しています。
インストールオプション
ファイル転送時の接続切断が起きた場合でも、切断時からの再開が出来るチェックポイントリスタート、ネットワークへの負荷を軽減するための 帯域制御の指定が可能です。
リモートコントロールで確かなサポートを提供
ユーザからヘルプデスクにSOSメッセージを送信。インベントリ情報を参照してリモートメンテナンスが可能です。 ユーザの許可を得てから操作するパーミション機能も搭載しています。
ネットワーク上のPCを簡易調査するNetSkipper
IPアドレスの範囲を選択してホストの探査を行います。PINGパケット、SNMPパケットでの探査により、ホスト名の取得、TCP関連の情報取得が可能となります。
Windows95 発売以来企業のPC導入が飛躍的進みました。現在は一人一台のPC導入が主流になっています。
そのような中、マシン性能が向上を続けており、新しいシステムを導入するためには初期に導入したPCのスペックが足りなくなるという状況になっています。
またリース期限切れとなるPCも出始め、リプレースをせまられています。このような状況においてリプレースが必要なマシンの選定やリース切れマシンの捜索を人手で行うには数が多すぎる状況です。
このようにIT資産を細かく把握する要求は年を追うごとに高まっております。Ver.6 でのリース情報をPCに関連つけて所在を把握する要求への対応に続き、Ver.7 ではスタンドアロンのIT資産の把握に注目をおきました。
違法コピーによる訴訟事件が報道されるようになりソフトウェア管理のニーズも高まりをしめしています。購入したオフィスソフトウェアのインストール状況と 購入ライセンス数の比較による過不足数をバージョンごとに把握したいという細かい要求が増えてきました。これはソフトメーカによる監査が進んでいることに 起因していると言えます。
まさに効率的、精緻なIT資産管理が求められている時代なのです。
QNDサーバ
- WindowsNT4.0 Server または Windows2000 Server
QNDコンソール
- WindowsNT4.0/2000/Me/98/95
クライアント
- WindowsNT3.51/NT4.0/2000 Server/Workstation
- Windows95/98/Me
- Windows3.1(一部機能制限あり)
- Macintosh(一部機能制限あり)
- 記述内容は 2001年1月17日現在のものです。
- 記載されている会社名および商品名は各社の商標または登録商標です。