報道関係各位
1998年9月21日
クオリティ株式会社
ネットワーク管理ソフトベンダー、クオリティ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:浦 聖治)は、パソコンネットワークの運用管理ソフトウェア「Quality Network Distributor Plus Ver.2」を発売します。
「Quality Network Distributor Plus」は、企業内のパソコン資産情報の収集、台帳管理、ソフトウェアの自動インストールと、別販売のKeyServer対応ソフトウェアへのキー設定 を行うソフトウェアです。本年2月発売以来の販売実績は、3万クライアントです。今回のバージョンアップは、ユーザからのリクエストに応え、新たに下記機 能を付け加えました。
強制インストールや、ファイルコピーなど用途に合わせた配布機能
- アンチウィルスソフトのパターンファイルの強制インストール
- ユーザを限定したパスワード付きインストール
- DLLファイルのアップデートには、ファイルコピー
デスクトップ環境の制限により統一環境を保持する機能
- コントロールパネルのアクセスを制限し、スクリーンセーバ変更を制限
- 許可されないアプリケーション以外の実行を制限
- プリンタ設定の変更を制限
WindowsNT Workstation のユーザ権限をスイッチするSwitchUser機能
インストールや設定など管理者権限を必要とする作業について、WindowsNTのユーザ権限を一時的に管理者権限に変更して作業を行うことが可能になります。
マネージャ側
WindowsNT4.0 Server/Workstation
クライアント側
- WindowsNT4.0 Server/Workstation
- WindowsNT3.51 Server/Workstation
- Windows95/98
- Windows3.1(一部機能のみ対応)
- Macintosh(一部機能のみ対応)
発売日は、9月24日です。年間の売上目標は、2億円を見込んでいます。
ライセンス管理ツールKeyServerとセットにしたKeyServerSuiteも同時に発売いたします。
日本ユーザのTCO金額は、クライアント1台あたり年間平均180万円という調査結果が、TCOコンソーシアムから発表されました。このTCO全体180万円の内訳は、資産費用:24%、技術サポート費用:10%、管理費用:4%、エンドユーザ費用:62%でした。
一方、ガートナーグループの発表している米国ユーザのTCO金額は、8,000ドルから1万3,000ドル。内訳は、資産費用:21%、技術サポート費用:13%、管理費用:15%、エンドユーザ費用:51%でした。
日米のデータを比較すると、日本ユーザは、米国ユーザより技術サポートや管理費用が少なく、エンドユーザ費用が高いという結果になり、エンドユーザにしわ よせがきていることがわかります。このデータからも「TCOを削減するには、エンドユーザ費用を削減すること」が一番の近道といえます。つまり有効な管理 ツールの導入により、エンドユーザの負担を軽減するということです。
Quality Network Distributor Plusは、CPUやディスク容量など資産管理や、ソフトウェアインストール、パソコン環境管理という基本部分の管理をするツールです。ライセンス管理 ツールKeyServerとリモートコントロールツールQuality Remote Operator32などを組み合わせて管理することで、効果的な管理を実現できます。これにより、クライアント1台あたり年間平均30万円の削減効果が あると試算できました。
- 記述内容は 1998年9月21日現在のものです。
- 記載されている会社名および商品名は各社の商標または登録商標です。