キヤノン販売BC事業部がKeyServerの導入を開始したのは、94年後半のことでした。
導入目的は、ソフトの違法コピー防止と合理的なソフトウェア投資の2つ。
「事業部全員が、必要なソフトを利用できる環境を作り、かつ、同時ライセンスによる合理的な購入を実現するためにKeyServerを導入しました」 と語るのは、BC事業部販売計画課課長代理の中西和夫氏。同氏とBC事業部オープンシステム販売推進課課長代理である石川計一氏の二人によって、KeyServer導入は推進されてきました。
BC事業部が違法コピー防止に取り組み始めた94年頃は、ちょうど社会的に違法コピーの横行が問題視されるようになってきた時期です。キヤノン販売でも、社内にライセンス管理の徹底を通達しています。
そこで、「ソフトウェア販売者という立場からも、自ら襟を正してライセンス保護を実践する必要性を痛感し、そのための合理的な違法コピー防止システムを構築したいと考えました」(石川氏談)。
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コンピューターによる生産性の向上を追求するあまり、投資過多に陥る企業が少なくありません。投資と、それによって、得られる効果のバランスが大切です。 同時使用ライセンスとは、従来のようなインストール数ではなく、同時に起動しているソフトウェアの数をライセンス数と考えるネットワーク時代の新しいライセンス形態のことです。 |
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ソフトウェアの運用・管理にほとんど手間がかからないのも、KeyServerの優れた特長の一つです。 |
「各ソフトウェアのバージョン統一が容易になったことも、KeyServer導入の大きなメリットである」と石川氏は語られます。
バージョンアップの度に新バージョンを提供するという従来のやり方では、バージョンアップを徹底することができず、 複数のバージョンが混在して利用されてしまうことが少なくありません。
しかし、だからといって、管理者がすべてのPCをチェックし、削除やインストール作業を行うには大変な労力とコストがかかってしまいます。その点、KeyServerを利用すれば新バージョンの提供と同時に、旧バージョンを物理的に利用できなくすることが可能になります。
また、KeyServerの導入によって、全員がネットワークを日常的に利用するようになり、「ネットワークに対するユーザーの意識改革につながった」(石川氏)という点も見逃せません。 特別なオペレーションは必要なく、起動時のパフォーマンスにも全く影響ないため、ユーザーの評判は上々です。
これまでMacintoshを中心に利用してきたキヤノン販売ですが、昨年より全社員にWindows95マシンを配備し始めました。 BC事業部でも、新たに450台のWindowsクライアントの管理・運用を行う必要が出てきたとのこと。
中西氏によりますと、このWindowsクライアントに対しても、積極的にKeyServerを利用していくそうです。
クオリティの協力により、Windowsサーバーに対応したKeyServerの新バージョンと、ソフトウェアの自動配布・インストールツールであるQND(Quality Network Distributor)のテストも並行して進めています。


























